moji...

月に一度の文字並べ

転職、天職、転々

さて、2月〜4月と何事もなかったかのように、文章を書かずにいた言い訳から始めよう。 毎月書くぞ!と勢い付けていた昨年と打って変わり、今年は表題の通り、転職を心に決めたため、どうしても後回しになっていた。 -------------------- 転職で何度かスーツ…

インプットとアウトプット

明けましておめでとうございます。 つい先日、知人に「締切、明日じゃない?」と言われ、なんのことかと不思議に思っていたら、ここに文字を連ねることだった。 すっかり忘れていた訳ではない、というと嘘になってしまうが、つい後回しにしているうちに、1月…

have a nice day,The Birthday

チバユウスケさんの訃報を受け、 どうにかこうにか気持ちを消化するためにも、 私の中の思いを書き散らかそうと思う。 ------------------------- 思えば、初めてチバユウスケの歌声を聴いたのは、あの有名なミュージックステーションだった。 細身のスーツ…

馴染みの医者と血液検査

気付けば、11月ももうすぐ終わり。 1年があっという間に過ぎ去る今日この頃。 もう年末の予定と睨めっこしながら、 これからやってくる繁忙期に頭を抱えていたら、 知恵熱なのか、38℃の高熱を叩き出す羽目になりました。 カルテを見返してもらったところ、 …

わからないこと

漠然としたテーマを投げかけられて、 はて、と困り果てたものの、 大きな括りのテーマは、 自由度が高いということに気付き、 書きやすいのかもしれない、 と思うようになった。 わからないこと 多くの人がわからないことを幾つも抱えて、 歩いているのだろ…

人間との関係について

人間という言い方が、なかなかに興味深いなと思ったテーマ。 他人ではなく、人間。 人間よりは動物の方が好きな私にとっては、難しいテーマになりそうだと、つい筆を置きがちになり、放置してしまっていた。 人間の定義を考えたときに、私は理性の有無だと思…

春のこわいもの

6月は自分の誕生月ということもあり、すっ飛ばしてしまいましたが、下半期に入ってきたので、気を取り直して、また散文を書き散らしていく所存。 -------------------- 春のこわいもの。 春を怖いと思ったことがないので、不思議なテーマだなと、率直に思っ…

覚えている夢はありますか

眠っている間に、現実的な夢をよく見る。 仕事をしていたり、遅刻しそうに焦ったり。 日常の延長線のような生活感のある夢が多い。 幼い頃から、舞台は大抵、身の回りにある身近な街だった。 近所の公園や住んでいる家、毎日通っていた学校。 普遍的な日常に…

夜空を見て何を思う

春になり、春一番とは何回あるのだろうと思うほどに、強い風が吹き荒ぶこの数日で、気付けば、日が長く感じるようになっていた。 16:00頃には、あっという間に暗くなっていた冬が明け、17:00を過ぎても、ほのかに赤みを帯びた空を眺める日が多くなった。 夜…

ameエッセイ

「エッセイを読んでみたい」と言われ、はてさてどうしたものかと、困り果てた。 エッセイの書き方を調べれば調べるほどに、沼に足を踏み入れたように、ずぶずぶと引き込まれ、気付けば、期限の3月31日を過ぎていた。 読者がいるのかどうかもわからぬ、この媒…

食事

怠惰な自分を更に甘やかした生活を送っていたら、脂肪という名のおまけが付くようになった。 食事というのは厄介なもので、自分の好みに合わせて、食い散らかせば、健康体という名の武器を無くし、盾にもならない脂肪が身につく。 食事は、作業。 そう思うよ…

死ぬ前日に観る最後の映画

「最後に見たい映画は、何ですか?」 そう問われて、以前の私なら間違いなく、『レオン』と答えただろう。 救いようのない家族に育てられた少女が、アパートの隣に住む寡黙な殺し屋に恋する話。 家族愛なのか、恋愛なのか、区別もつかない少女が涙しながら別…

距離

通い慣れた道を越えて、お気に入りの街へ行く時、気持ちが少しだけ高揚する。 地図で距離を測ると、15km前後。 電車で向かえば、乗り換えを1回して、約50分。 店前に並ぶ古本の埃臭さに、懐かしさが込み上げる。 大学入学と同時に、初めて訪れたこの街は、私…

無題

この写真を撮った日、父が住んでいた家の片付けが終わった。 遺された3人(+父の友人1人)で、生活していた痕跡を失くす作業。 懐かしい写真や物たちを涙ひとつ溢すことなく、燃えるゴミに変えていく。 父が生きていた場所。 実家を出て3年が経ってから、父が…

無題

「いい写真」とは何だろう。 最近、良く考える。 自分の思う「いい写真」、「素敵な写真」。 「写真が上手い」という言葉を解剖している。 構図なのか、色味なのか、タイトルなのか。 はたまた、レタッチなのか。 難しくて、正解のない疑問。 万人に受ける写…

無題

文章を書くのは好きだが、iPhoneで書くより、パソコンで、パソコンで書くより、手で書くのが好きだ。仕事柄、手で文字を書く機会は多いものの、長文を書くことは減ってしまった。 大学生アルバイトが、レポート作成に悩んでいた。「レポート」という単語を久…

無題

写真を撮ることに、ひどく疲れてしまった。 正確に言うのであれば、撮影した写真を公表することに、疲れた。 自己表現とそんな大それたことをしているつもりはないが、 なんとなく自分の好きなものを、好きなように、貼付けているだけの行為。 そんな行為自…

無題

「おうち時間」なんて、体のいい現実逃避だ。 見えない恐怖と戦うのが億劫で、 人の欲望と恐怖が具現化した街に、 とにかく嫌気が差して、久々に自宅に引き籠る。 ああ、人は醜い。 抗体・検体・検査・症状。 普段、口に出さない言葉が世に出回っている。 大…

無題

雨が、降る。 蝉が、鳴く。 夏が、来る。 冬の侘しさを紛らわすかのように、 夏は人と戯れる。 汗を掻き、痛みを欲しながら、 熱を帯びた道を歩く。 夏は、活気がある。 神輿、祭囃子、浴衣、花火。 すれ違う人の少し酸っぱい汗の匂い。 蒸したアスファルト…

無題

「ごめんなさい。」 で、済むのならば、全てその一言で片付けたい。 殴りたいなら、殴ればいい。 傷付けたいなら、思う存分。 それで気が済むのならば、対話をするよりも、自分の本心を晒すよりも、なによりも気が楽なので、ぜひ。 理解が欲しいわけではなく…

無題

暴力を振るわれても、恐怖がない。 恐怖に陥るのは、虚無を感じた時だけ。 どんなに殴られようとも、 髪を掴まれようとも、 罵詈雑言を浴びせられようとも、 不感症に罹った私には無意味。 無を感じ、虚しい気持ちになった時に、 初めて恐怖を感じる。 じわ…

無題

何かに依存する事が苦手だ。 依存は、信用から生まれる。 信用は、あっという間に崩れ落ちる。 何もかもを捨てて、 モノや人や事象に寄りかかる事。 唯一の依存対象が、憎悪だとしたら、 憎悪を信用していることになるのだろうか。 憎悪することも、嫌悪する…

無題

雨、低気圧、曇り空。 しとしと、ぽつぽつ、土砂降り。 雨の擬音語は、美しい。 濡れた紫陽花も、美しい。 行き交う人の表情は、醜い。 すれ違う自分の感情も、醜い。 思考は途切れることなく、 暇な時間ほど、脳内は言葉で埋まる。 一人、縁側でお茶を飲む…

無題

しがらみから抜け出せないまま、もがき苦しむ人。 苦しみを良しとする風潮。 幸せを求めて、彷徨う人々。 幸せとは、不幸とは。 誰かにとっての幸せは、誰かにとっての不幸であり、貴方にとっての快楽は、私にとっての苦痛であること。 相反するもの、混じり…