しがらみから抜け出せないまま、もがき苦しむ人。
苦しみを良しとする風潮。
幸せを求めて、彷徨う人々。
幸せとは、不幸とは。
誰かにとっての幸せは、誰かにとっての不幸であり、貴方にとっての快楽は、私にとっての苦痛であること。
相反するもの、混じり合うことのないものが存在しうるということを常に忘れて行くのが人間の特徴なのかもしれない。
同意、同調、受容、許容、認識。
みんなが自分と同じであること、自分がみんなと同じであることに安堵する思考回路。
安堵など存在しないのだ。
他人は、他人。
他の人。
自分ではない、人。
理解する事は不可能であるが故に、理解してもらうことも不可能であるということ。
その認識を手放したこと自体が、罪。