文章を書くのは好きだが、iPhoneで書くより、パソコンで、パソコンで書くより、手で書くのが好きだ。仕事柄、手で文字を書く機会は多いものの、長文を書くことは減ってしまった。
大学生アルバイトが、レポート作成に悩んでいた。「レポート」という単語を久しぶりに聞いたおかげで、長文を書きたくなった。しかし、在学中とは違い、テーマを自分で見つけないといけないのが、社会人の悩ましいところだ。
何について書こうか。
LINEニュースやTwitterを開くと、ウクライナとロシアの戦争に関する知らせばかりが舞い込んでくる。人が住んでいるであろう街が、どんどんと破壊されていく映像や軍服に身を包む、青年たちの写真。コロナウイルスが蔓延して、日々、恐々と過ごしていた最中、突如として行われる凄惨な事象。鬱屈とした毎日をさらに、鬱々とさせる。悲しいね。
私が好きな街も、戦争とは程遠い開発という名の波によって、姿を変えつつある。古き良き建物は、軒並み壊され、空っぽの新築ばかりになってしまった。上っ面だけを磨き、個性や文化はどこへやら、代官山や中目黒のような大衆的なお店が軒を連ねるようになった。悲しいね。
悲しさやしんどさを感じるだけ、まだマシなのかもしれない。毎日を淡々と過ごしている中、負の要素がそこかしこに潜んでいることが、時折、つらく感じる。何でだろうね。